社会的マイノリティの狭間で

セクシャリティ問題を考えさせられるLGBT映画特集

母親の喪失と同時に

この作品の中で物語が加速する瞬間は、マルコの母親が危険薬物所持によって逮捕されてしまい、更にマルコが施設へと連れて行かれてしまうところでしょう。隣室で暮らしていたルディはそのことを把握しており、ネグレクトされていることに付いても察してはいた。それが現実にマルコの状況が形成されたと思えば、彼を見捨てることは出来ないとして専門家であるポールに相談を持ちかける。出来るなら助けてあげたい、そう切に願うルディの姿はとても真摯に満ち溢れた姿勢でした。熱心に助けたいと訴えたおかげで、ポールが自分たちを里親として引き取れるようにと、ルディを自分の同居人として迎え入れると同時に、マルコを迎えられるように手続きを開始した。

ただこの時ネックだったのがルディとポールの関係がカップルであるという事実であり、それは適当に見繕った嘘で急を凌ぐ。その結果、監督者として認める決定が下されてルディとポールの元へマルコが引き取られていった。顔見知りだったとはいえ、いきなり連れてこられた場所で暮らすことに戸惑いを覚えるマルコだったが、着いた先は今まで暮らしていなかった部屋で、しかも自室を与えてもらえるという環境となる。

素直に嬉しいと伝えるマルコ、その笑顔を見てまたとない幸せに満ち足りた表情を浮かべるルディとポール。その瞬間、3人は本当の意味で家族となった。

当たり前の時間を過ごす事になる

作中でルディとポール、そしてマルコという奇しくもマイノリティという社会の片隅で生きることを余儀なくされた3人が出会い、わずか1年という時間ながらも本物の家族として過ごす姿が描かれています。ルディは母として、ポールは父としてマルコを教育・愛情を注ぎ、マルコも今まで経験したことのなかった幸せの中で情緒豊かな少年へと変化していく。

例えばこんなシーンがある、作中にてマルコがドーナツを食べたいといった。好物でもあるチョコレートドーナッツを欲したマルコに、ルディが食事時にドーナツを食べるなんてと、母親ならまず思うだろう意見を紡ぐ。それに対してポールはたまにならいいとして、マルコにドーナツを食べることを許すとこれまでにないくらい嬉しそうな顔を浮かべるマルコがそこにいた。最初こそ反対していたが、そんな姿にルディもやれやれと行った表情をする姿。

父と母、そして愛情深く育てられた子供という図式が出来上がっているのが見て取れるはずだ。ゲイだろうと障害児だろうと、願う幸せの形はどこまでも行っても同じだということを思わせる印象的なシーンの1つだ。

世間の目は冷たくとも

マルコにしても、これまでの境遇とは違った新しい生活を楽しく、そして幸福と感じるようになっていった。今まで行ったことのなかった学校へも行けるようになり、授業参観時にはルディとポールの2人が訪れて、授業の発表時にも嬉しそうに拍手をする。帰ってきて宿題をするマルコにルディは面倒を見て、上手く出来ればちゃんと褒めてあげるという、ありふれているはずの光景に和む人が多かったはずだ。

生活の中で変化していったのはマルコだけではない、ルディにしてもポールにしてもそれは例外ではありませんでした。

母であり、1人の人間として

共同生活になってからルディは懸命に母親として出来ることを必死に行う。毎朝早く起きて朝食を用意し、仕事がある時に夜誰もいない時はマルコを楽屋まで連れていくなどして、親としての責任を果たしていた。同時にいつか歌手として大成することを夢見ている中で、ポールの助けのもとで今まで出来なかったデモテープ作成を自宅で行ってレコード会社に送りつける日々を過ごす。

家事をこなし、マルコの面倒を見て、さらに自分自身のことも妥協しない姿は理想とも言えるかも知れません。

父として、2人を守るために

マルコとルディという存在を得たことで、ポールもそれまで以上に仕事に精を出すこととなる。守らなければならない存在であると同時にパートナーの夢を後押しし、仕事で忙しくともマルコへの愛情を忘れない姿もまた、どこか理想とも言える父親としての在り方と言えるだろう。仕事柄、自身のことをおおっぴらに出来ない辛さはあれど、後悔している姿はないのもまた印象的だ。

引き裂かれる3人

けれどそんな生活は1年という短い時間で幕を閉じることとなってしまった。発端となったのはポールが務めている検事事務所の上司が開いたホームパーティに招かれた時のことだ。上司である女性はポールに淡く寄せていた想いもあったこともあって、この機会を利用してポールとの距離を縮めようとしたが、一緒に訪れたルディとの関係性を見ぬかれてしまい、問題が起こってしまう。

偏見からポールは事務所を解雇されて無職になってしまい、さらにはルディとポールの関係が家庭局にまで知られることとなり、こんなふしだらでひどい環境では子供の生育上よろしくないとして、マルコを取り上げられてしまった。

仕事を失ってしまったポール、守りたかったマルコを失ったルディ、2人は途方に暮れていたがルディの提案によってポールもまた動き出そうとする。そう、マルコを取り戻そうとするために法的観点から働きかけようとしたのだ。ただそれがどれほど辛く、また世間におけるマイノリティに対する差別が顕著に出てくるシーンが連続する。

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