映画から見えるものとは

セクシャリティ問題を考えさせられるLGBT映画特集

同性愛という分類で見ると

恋するリベラーチェという映画から見えてくるのはまず、スターとして活躍していたリベラーチェが出会った、運転手兼マネージャーとしてのスコット・ソーソンという青年の存在は、確かに心の支えだったのだろう。そしてスコットも自分の事を受け入れてくれたこと、さらに自分がこんな有名人と恋人であるという事実を本当に喜ばしくもあり、同時に誇りや自慢といったような方向性へとその気持ちが傾倒していったことは間違いなかった。双方とも、付き合い始めの頃は幸せだったことだけは確実でしょう。

ですが劇中でも語られているように、最初こそ楽しそうに日々を過ごしていたものの、やがてリベラーチェ自身がスコットに向ける物が何かが変化してしまったことも窺い知れる。それが彼なりの愛情だったのかもしれませんが、結果的にリベラーチェとスコットの間に溝を作る形となってしまった。

LGBT映画として見ると、この作品から見えてくるのは有名人との同性愛という形からでも分かるのは、不釣り合いな人間同士の関係ほど脆いものはない、といったところか。

実話かどうかはともかく

リベラーチェとスコットが出会った頃には、リベラーチェはすでに世界的有名なスタートしてその名を馳せていました。順風満帆に過ごしていたリベラーチェの前に現れたスコット、彼を気に入って最初は雇用主として雇うところから入っています。それからは良き理解者兼運転手としてスコットがリベラーチェを支える事になりますが、その垣根があっという間に越されるのも時間がかかりませんでした。結果、リベラーチェとスコットは肉体関係を示唆する描写がある中でよりズブズブの関係に浸っていたことだけは間違いなかった。

ただそうした中でスコットが自ら描いた自著伝において、

  • 整形を強要された
  • 肉体作りをさせて、理想的な身体を作らせていく

などの彼のアイデンティティを否定するような行いをリベラーチェがしていくようになります。

結果、スコットは押し付けがましいリベラーチェへの鬱屈した感情とともに、その頃からマンネリ化もしていただけあって、段々と憤りを覚えるまでに発展していきました。それからの転落人生についてはさておき、ここまで見るとリベラーチェ自身が完全な悪者として描かれている描写が気になるところでもある。ですが当時のことを考えると本当にリベラーチェだけが悪かったのかという点が浮かび上がってくる。

LGBT映画の中でも

批判家から、今作があまりにもブラックコメディー過ぎると蔑みに近い表現をされていますが、そもそもLGBT映画の中でも相当過激な内容だと言われるくらいのものでした。どうしてかといえば、やはり稀代のスターとして謳われたリベラーチェという存在、生前こそゴシップネタにつきないことも有名でしたが、それもこれも自身が同性愛にも抵抗がない事を悟られないようにする隠れ蓑として利用していたことを思うと、少しだけ不可解にも思える。

それもそうだ、当時のアメリカは同性愛というものに対して非常に排他的な社会だった。結果、同性愛者たちはその素性が知れ渡らないようにするため、自らのセクシャリティを隠蔽しながら生きていくしかありませんでした。それをしなければならない恐怖、それが身近にあったからです。

リベラーチェのような有名人ともなればその反動がどれだけ大きいかは言うまでもないでしょう。スコット自身から5年間の交際に関する損害賠償請求を訴訟として起こされた際には、人知れず遊んで暮らしていけるような大金を示談金として渡している。それだけ見ても、自分を守るためには惜しみない投資と思えたからこそ出来た諸行だ。

スコット自身も

リベラーチェの恋人として登場するスコットだが、彼がただ純粋にリベラーチェという1人の人間を愛していたのかという点も疑問に思える。同性愛者かもしれないと噂されるリベラーチェ、その彼に近づいていけば遊んで暮らしていけるような生活が待っているのではないか、などと考えていた節も十分考えられるからだ。ジゴロのような生活を夢見ていた、そうとも取れるスコットはまんまとその座を勝ち得ることになりますが、待っていたのはリベラーチェからの度重なる要求でした。

予想以上に辛いそれに耐え切れず、麻薬中毒に陥るほど追いつめられるスコットだが、いざ別れるとなった際には罵詈雑言だったとも言われています。そもそもどうして別れたのかといえば、スコットが関わったとある事件がシャレにならないくらいやばいものだったこと、このままではいずれ自分にも火種が飛んで来るという恐れもあるが、同時に信頼を裏切られたとも取れる。

映画でのリベラーチェはあくまでスコット自身から見た彼の姿でしかありません。真実とも限らないその側面から、リベラーチェという人間が卑怯だという風に見れる表現には異論を唱えたいところだ。

LGBT映画がもたらす意味

アメリカやヨーロッパなどでは度々LGBT映画が話題を呼びますが、実際に苦しみもがきながらもなんとか生活していく道しか選ぶことしか出来ない人ばかりだったりする。その苦しみは同性愛という方向で見るばかりではなく、最初はただ何もない友愛だったものが異性に向ける愛情に変化する、なんて事もあり得るといえばあり得るのです。

これは見といたほうがいいですよ

お墓・墓石のことならサンソーへお任せ下さい。値段、価格のわかるショールームを構えていますのでお施主の都合で相談、打合せができるやさしい石材店です。墓石選びで迷ったらぜひお越しください!
ある程度実力と自信がついてきたら、コース練習 ラウンドで訓練してみませんか? あなたがどこまで出来るか、最初はスコアに関係なく気ままにプレイに集中してみよう!

↑PAGE TOP